| 七転び八起き日記
神戸市立友生養護学校
先日(といっても少し前ですが)、神戸市東灘区にある友生養護学校の見学会に参加しました。
日本でも3番目に古い学校で、地名でない学校名がつけられているというのが特徴で、 主に、肢体不自由の児童・生徒さんが通っている学校です。
現状では、知的障害と重複している子たちが9割を占めていて、 中には生と死の間で戦い、1日1日を大切に生きている子もいるようです。
校長先生が、こんなことをおっしゃっていました。
「朝、登校時には、『おはよう!よく学校に来れたね』と声をかけ、 下校時には、『今日も1日よくがんばったね、また明日ね』と別れます。」
給食は、流動食・キザミ食など4種類あり、味見させていただきました。
食事をうまく飲み込めない子たちや、 胃ろうといって、チューブなどで胃に直接栄養を流し込む子たちのために、 工夫を凝らした品ばかりでした。 この日の献立は、焼きそばとシューマイでした。 どれも見た目から想像できない、そのもの(かそれ以上?)の味でした。
その他、学校内の施設を全て見せていただき、最後にスクールバスも見学・試乗してみました。
このバスは、フルノンステップバスで、通常、街で見かけるノンステップバスとは違い、 後部座席も全て段差がありません。
全国的にみても珍しいものだそうです! 学校の建物自体は古かったんですが、設備はとても充実していて、 何より、先生やスタッフの方々の意識の高さに驚きました。 養護学校の今後のあり方について、いろいろと課題は多く、 今まさに、検討委員会が行われているところですが、 私も一生懸命、取り組んでいきたいと改めて思いました。