メッセージ

メッセージ

障がいなどで
支援が必要な人であっても、
幸せに暮らせるまちに

神戸で暮らす、すべての人がお互いの人権や尊厳を大切に、支え合う社会を目指します。

KOBE2024世界パラ
陸上競技選手権大会の成功・
レガシーを後世に
私も障がい当事者として、様々な障がいの方に関わり、様々な問題に直面し、障がいに対する社会の意識をもっと成熟させていきたいと思っています。神戸は1989年にフェスピック(極東・南太平洋身体障害者スポーツ大会)を開催し、障がい福祉に対する意識が高い街となりました。そのレガシーが未だに残る神戸の街で、再びパラアスリートの世界大会が開催されることとなりました。この大会をきっかけに、神戸は障がいを含めた多様な立場の人たちを理解する、さらに成熟した街になれると信じています。そのために、まずは大会の成功を精一杯支援したいです。
視覚や聴覚に
障がいのある方の支援
障がいの中でも少数派と言われる視覚・聴覚の障がいは、一見支援が進んでいるようで、他の障がいに比べると遅れている部分が多く見られます。ICTの活用により、自立の道は大きく開かれました。自立したいと願う人が必要な情報や支援を得て、幸せに暮らせる街を目指します。
外見からわかりにくい
障がい等の方への支援
身体障がいなど外見からわかる障がいの方に比べ、精神疾患や発達障がいなどの方は、理解や配慮が得られないために苦労されている様子をよく見聞きします。また、意思表示やコミュニケーションが難しい場合には、ご本人はもちろん支援者も辛いです。虐待の根絶も含めて、ご本人やご家族、支援者にとっても幸せに暮らせる支援を考え続け、実現を目指します。

子どもたちが
神戸に生まれ育って
よかったと思えるまちに

子どもたちの目線で、神戸の魅力を感じられる取り組みを進めていきます。

神戸らしい教育
神戸には、子どものころから地域での学びを大切にする文化があるように感じます。地域にいる様々な立場や専門家から教えてもらって自らも体験する、そんな機会に多く恵まれ、心豊かに育つことができる街です。神戸に根付く文化や神戸の特徴を活かした教育がもっと広がるように、KIITO(神戸デザインクリエーティブセンター)を拠点とした活動や西区役所のD-ラーニングをもっと広げていきたいです。
豊かな自然と新鮮な食べ物
西区は地域や農家の方々のおかげで、豊かな自然に恵まれ、地元で採れたお野菜・果物・お米・お肉など新鮮な食べ物をいただくことができます。それらは、子どもたちの健康な身体を作り、心を穏やかにしてくれます。そんな地産地消・自然環境をこれからも守り、広げていきたいです。
人と人との程よい距離
神戸には程よく都会があって、人が多すぎない街だと思います。そして、西区は大学などの高等教育機関に恵まれて、若い人が多く集まる街です。子どもたちは程よく人と関わって人から学び、神戸から飛び立つ子もいれば、神戸に留まる子もいる。干渉しすぎない神戸の人ならではの「さりげない優しさ」の中で、いろんな選択肢を持って子どもたちがのびのび育つ環境を大切にしていきたいです。

大人たちが
神戸で子どもを育てて
よかったと思えるまちに

「子育てしやすい街」として、神戸の特色を活かせる取り組みを進めていきます。

困った時の支えがある子育て環境
子育てをしていると、助けてほしいと思うことは誰しも経験があることと思います。そんな時に、相談できる場所や頼れる人が見つかり、求めている支援をスムーズに受けることができたら、不安は軽くなります。神戸市こども家庭センターや療育センターなどの体制強化や、より安心できる仕組みの検討を続けて、不安が少ない子育て環境を作っていきたいです。
質の高い教育
学力テストの結果もさることながら、子ども一人ひとりが持つ能力を引き出し、伸ばしてくれる環境が何より大切だと思います。ICTの活用によって、教育現場は大きく変わりました。現場の先生方にはICTをうまく活用し、心に余裕を持って子どもたちと関わり、子どもたちにいろんな選択肢を与える役割を担っていただくために、引き続き、教育現場の現状把握と支援を行っていきたいです。
早期療育・特別支援教育の充実
障がいがあると、選択肢が少なくなりがちです。障がいがあるからできない、ではなく、障がいがあってもできることを増やしていきたいです。そのためには早期療育を行うことは言うまでもありませんが、療育と連携した個別の教育が大切です。要支援の子どもの情報を的確に把握し、関係機関と連携して最適な教育が受けられる体制を目指していきたいです。